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BACK TO BAGHDAD

Opening movie from BACK TO BAGHDAD(22KB)

F-16 Block50をテーマにしたハードコア系フライトシミュレーションです。
DOS上で動作するシミュレーションとしては最後の世代に属します。
発売前にはFALCON 4.0までの繋ぎとして期待されていましたが、リアルさのみを求めた弊害か、娯楽性が欠如しており市場には受け入れられなかったようです。

全般

70ページほどのマニュアル及びキーマップが付属しています。 ハードコアシムにしては薄いマニュアルには必要最小限のことしか書いておらず、それだけをとってみても、初心者お断りという雰囲気になっています。
メディアはCD-ROM1枚でインストール時には40MB程HDDを占有します。
オープニングは湾岸戦争当時の記録映像から構成されています。
メインメニューの構成は一風変わっています。いわゆるトレーニングやクイックミッションやキャンペーンはメインメニューから選択するのが一般的ですが、BACK TO BAGHDADでは一旦「MISSION」メニューを選択してからメインメニューに戻り「ORDNANCE」を選択して兵装を設定し「OK」を押してフライト画面に行く必要があり、これだけでも違和感を感じます。
キャンペーンは湾岸戦争から7年後、1997年8月にイラクが核兵器保有を宣言したことから戦端が開かれるという設定になっています。
main menu(19KB) Click for a bigger image
メインメニュー
briefing(32KB) Click for a bigger image
ブリーフィング画面

アビオニクス及び武装

コックピットの外観は、ほぼF-16 Block50そのままに模擬されています。
RADARモードもハードコアシムらしく空対空はRWSTWS、SAM、STTACM、空対地はGM、FTT、GMTI、GMTTと一通り模擬されています。ただもう少し欲を言えばACMのサブモードまで模擬して欲しいところです。
HUDのEEGSはMRGSラインまでも模擬されシンボルの動きはなかなかそれらしくなっています。
F-16 Cockpit(20KB)
F-16のコックピット
Loadout(22KB)
武装搭載画面
F-16 Cockpit(33KB)
F-16の主計器板

グラフィック

640x480 256色固定です。地上はSPOTによる衛星写真が貼り付けられ高々度からはそれなりにみえますが、テクスチャーに隙間が見えるのはいただけません。
いわゆるパッドロック画面に相当するものとして「HAWKEYE SIGHT」と呼ぶ視野外の目標の拡大画像を表示する機能が目新しく感じます。
飛行中のスクリーンショットは[ALT]+[/]によりデフォルトで\msif16\shotsにファイル名shotxx.bmpで保存されます。
F-16C (10KB)
F-16の勇姿
HAWKEYE SIGHT(26KB)
HAWKEYE SIGHT

フライトモデル

Level flight envelope(2KB)
フライトエンベロープ
Gに対するエネルギーの損失が大きくあっという間に減速するため注意が必要です。
かといってGを抜くと速やかに速度が回復するため特に推力不足というわけではないようです。
フライトエンベロープを実測した結果はマニュアル記載のものとは異なっていましたが、まあまあそれらしく模擬されているといえます。


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本ページの画像はBACK TO BAGHDADのスクリーンショットであり知的所有権はMSIが所有しています。
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