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F-19 STEALTH FIGHTER(PC-9801版)

Splash screen

1988年の全米ソフトウエア出版協会によるBest Simulation Programを受賞した名作フライトシミュレーションのPC-9801シリーズ用移植版です。
プレイヤーは架空のステルス戦闘機F-19(注:IBM PC版の発売当時F-117の存在は未だ秘でした)を操縦します。
機体システムの模擬度が程良いだけではなく、ミッションクリア時の得点により昇進したり勲章を授与されたりする等プレイヤーの没入感を高める演出が成されています。
シミュレーション自体の詳しい内容はIBM PC版のレビューをご覧下さい。

全般

startup menu Click for a bigger image
起動時の環境設定
300ページ程のマニュアルとキーマップ及びテクニカル・サプリメント、地図、キーボードオーバーレイが付属しており、マニュアルには、操作方法の他に、空中戦、シアター及び実機の解説が記述されています。
媒体はFD1枚で、HDDにインストール可能です。
起動時の環境設定画面によるとPC-9801版バージョンは435.04/Jです。
IBM PC版とは異なり、起動時にオリジナルディスクは不要になっていますが、マニュアルプロテクトは残されています。
各画面はそのまま日本語化されていますが、アートワークは改善されています。

機種識別試験(IBM PC版)
manual protect(7KB) Click for a bigger image
パイロット資格試験(PC-9801版)

パイロット名簿(登録)画面(IBM PC版)
roster including Andy Hollis(9KB) Click for a bigger image
パイロット名簿(登録)画面(PC-9801版)

勲章(IBM PC版)
medal Click for a bigger image
勲章(PC-9801版)

バー(IBM PC版)
Bar Click for a bigger image
バー(PC-9801版)

アビオニクス及び武装

コックピットのレイアウト、表示内容及び搭載武装は、IBM PC版と同じです。

F-19 Cockpit from IBM PC version
F-19のコックピット(IBM PC版)
F-19 Cockpit (21KB) Click for a bigger image
F-19のコックピット(PC-9801版)
F-19 loadout from IBM PC version
武装等搭載画面(IBM PC版)
Weapon Select (21KB) Click for a bigger image
武装等搭載画面(PC-9801版)

フライトモデル

Level Flight Envelope
フライトエンベロープ
操縦感覚及びフライトエンベロープはIBM PC版と同等です。

グラフィック

F-19, MiG-23 and MiG-29
MiG-23及びMiG-29と格闘戦中のF-19
グラフィックはPC-9801標準の解像度は640×400で16色表示です。
解像度がIBM PC版の倍になっていますが、見た目は変わりません。
DOS窓で動作可能であり、その場合にスクリーンショットは、[COPY]により、クリップボード経由保存することができます。
F-19 from IBM PC version
F-19(IBM PC版)
F-19 from PC-9801 version
F-19(PC-9801版)

その他

マイクロプローズF-19決勝大会

「F-19ステルスファイター Fly with Billキャンペーン」と題して、1993年9月20日にミッションクリアの得点を競う、マイクロプローズジャパン社主催の決勝大会が開催されました。
事前にスコアを記録したフロッピィを同社宛送付すると言う形で予選が行われ、上位8名が北は北海道、南は四国の日本各地から、旅費は当然主催者持ちで渋谷の某所に集まり、1日掛かりで決勝が行われました。
会議室風の1室に8台のPC-9801DAが並べられ、それぞれのマシンにはサイバースティックが接続されていたのは、当時としては壮観でした。スタッフの方がスティックを一生懸命セッティングして下さっていたのですが、当時は一般ユーザへのジョイスティック普及率は低かったようで、結局1名の方しかサイバースティックを使いませんでした。
ルールは当日その場で説明があり、1パイロットによる45分間の飛行での合計得点を争うというものでした。つまり時間内なら何度ミッションを行っても構わないが、戦死してしまうとその時点で終了か、さもなくば0からやり直すという意味です。
ルール説明後すぐに決勝開始となりました。ミッション当たりの得点は「中央ヨーロッパ」が最も高いのですが、その分リスクが高く時間もかかります。このため、限られた時間内で低リスクで合計得点を稼ぐためには、1ミッション当たりの得点では劣りますが所要時間が短くかつ当時の技量で撃墜されることはまずあり得ない「ペルシャ湾」しかないと判断し、勝負に臨みました。他の参加者の大部分は高得点狙いで「中央ヨーロッパ」を選択されたようですが、決勝戦の緊張のせいか、撃墜されるなどしてなかなか得点に結びつかなかったようです。それを尻目にお手軽に2ミッションをこなしました。1ミッション目はよりによって時間がかかる上に着陸がやっかいな輸送ミッションだったので、少し面くらいましたが、いつも通りクリアしました。さすがに秘密飛行場への着陸時には緊張しましたが、その着陸音を聞きつけた隣の挑戦者が、それを出発飛行場への着陸音即ちミッション終了と勘違いして大いに焦ったというおまけ付きでした。2ミッション目は普通の地上物破壊でそれも難なく行き帰りに大量のMiG撃墜のおまけ付きでこなし、結局合計1701点で2位以下に数百点の差を付けて優勝しました。
優勝賞品はアメリカのMICROPROSE本社訪問及び社長が操縦するT-28での体験飛行等でしたが、平日に休みを取れる筈もなく、仕事の都合ということでやむなく辞退しました。代わりに行くはずだった準優勝者は当日体調不良で旅行に参加できず、スタッフ等のみで出かけたようです。



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本ページの画像はF-19 STEALTH FIGHTER(NEC PC-9801版)のスクリーンショットであり知的所有権はMICROPROSEが所有しています。
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