HOME > SIM LIST > 1988F-19 STEALTH FIGHTER(IBM PC版)1988年の全米ソフトウエア出版協会によるBest Simulation Programを受賞した名作フライトシミュレーションです。 プレイヤーは架空のステルス戦闘機F-19(注:発売当時F-117の存在は未だ秘でした)を操縦します。機体システムの模擬度が程良いだけではなく、ミッションクリア時の得点により昇進したり勲章を授与されたりする等プレイヤーの没入感を高める演出が成されています。 全般
媒体はFD2枚で、HDDにインストール可能です。 キーディスク方式のプロテクトが施されており、起動時にオリジナルディスクが要求されます。 更にマニュアルプロテクトになっており、起動すると航空機の名称当てクイズに答えるようになっています。不正解の場合には訓練任務以外は選択出来なくなります。但し、出題される航空機はどれも有名な物ばかりなので、実質的にはプロテクトの意味をなしません。 「リビア」、「ペルシャ湾」、「ノース・ケープ」、「中央ヨーロッパ」の4つの地域で空対空、空対地が選択できます。 空対空は単純なCAPから、敵指導者が乗った輸送機を撃墜する暗殺ミッションまで、空対地は橋やSAMの偵察及び破壊から、敵領域内深くの山間部に設けられた秘密飛行場へ着陸する輸送ミッションまでがその都度ランダムに選ばれます。 ミッション毎に第1目標と第2目標が指令され、それを達成すること及び行き帰りでの敵航空機撃墜や地上目標破壊により、ミッション終了時に得点をもらえます。また、その得点に応じて、勲章を貰ったり昇進したりします。 発売時には冷戦時代だったこともあり、「中央ヨーロッパ」ミッションが最もSAMや敵戦闘機の密度が濃く、目標を破壊して生還するためには、ステルス性を生かしてこそこそと飛行する必要があります。
アビオニクス及び武装コックピットはHUD及び2台のMFD等から構成されています。MFDは主計器板の殆どを占めており、左はムービングマップ、戦術状況、右は兵装、ダメージ、航法、目標追尾画像等を切替表示可能です。 2台のMFDに挟まれた中央には、これぞステルス機というEMV表示があり、敵レーダに対する相対角度やウェポンベイの開閉等により、常に変化する自機の被探知性を容易に把握可能となっています。ミッション中はこれと睨めっこしながら、敵レーダの合間をこそこそ飛行するというステルス機の醍醐味を味わうことができるようになっています。 搭載物は19種類の中から任意に選択して4つに分けられたウェポンベイに各々搭載可能です。ミサイル、誘導爆弾等が選択可能なのは当然ですが、偵察カメラを選択可能というのはフライトシムとしては珍しいかもしれません。
フライトモデル
操作には素直に反応しますが、格闘戦には不向きでありGをかけるとすぐに失速するので注意が必要です。推力が小さいので、急上昇するMiG-29等を追尾することは自殺行為です。 とにかく、旋回でも上昇でもGをかけるような運動は数秒以内に止めることが肝要です。 60Kftでの最大速度は実測で600kt程です。速度表示はHUD上のknot表示しかありませんが、TASと思いこむならフライトエンベロープは右のようになります。 実機?同様に最大速度は音速程度になっていることが解ります。 60kftに見えない天井があり、それ以上は上昇できません。 グラフィック解像度は最大320x200ドット 256色を選択可能です。オブジェクトは簡素なポリゴンで表現されていますが、機種を外形で識別可能な程度に作り込まれています。 爆煙が独特の切り紙細工状の表現になっています。
Copyright(c) FLIGHT SIM HERITAGE 2010. All Rights Reserved. 本ページの画像はF-19 STEALTH FIGHTER(IBM PC版)のスクリーンショットであり知的所有権はMICROPROSEが所有しています。 Some material copyright MICROPROSE (c) 1988. [F-15 STRIKE EAGLE(PC-9801版)][F-15 STRIKE EAGLE II][F-15 STRIKE EAGLE II(PC-9801版)] [FLIGHT LOG][SIM LIST][RANKING] [HOME] |