EF20001995〜1996年当時を代表するコンバット系フライトシミュレーションです。発売当初は色々と不適合もありましたが、数度のパッチにより改良が加えられ、その地位を不動のものとしました。 フライトモデル及びアビオニクス等の模擬は、バランス良く適度に簡略化されており、ミサイル戦から格闘戦までの空中戦及び対地対艦攻撃も比較的簡単に体験することができます。 全般
媒体はCD-ROM1枚で、フルインストール時には50MB程のファイルがHDDにインストールされます。 フルインストール後には起動時にオリジナルのCD-ROMが不要なのは便利です。 メインメニューは、Quick Combat、Simulator、Campaign、Multiplay、Credits、Quitから構成されています。 Quick Combatはいわゆるインスタントアクションであり、プレイヤーは3段階の難易度で全12ステージからなるミッションに挑戦します。破壊したターゲットに応じて得点が与えられ、Best10以内であれば名前を登録することができます。全12ステージをクリアするには1時間あまりを要し、クイックというにはボリュームがあるため、それなりの覚悟が必要です。 Campaignで、プレイヤーはスカンジナビア半島を舞台にNATO軍の1パイロットとしてEUROFIGHTER TYPHOON(EF2000)を駆りロシア軍の侵攻を撃退するという設定です。 ダイナミックキャンペーンになっているため毎回結果が異なり、何度プレイしても飽きることはありません。 アビオニクス及び武装コックピットは実機同様3枚のMFD及びHUDで構成されています。攻撃用センサとしてはECR-90(CAPTOR FCR)、IRST(PIRATE)、TIALDが模擬されています。ECR-90に対する相手のECMの効果としては、角度追尾が不安定になる形で模擬されています。 自己防御システムとしてDASSが模擬されており、ESM及びMWSによる探知、ECMによる妨害に加え、CMDによる自動及び手動妨害が模擬されていますが、残念ながら曳航デコイは模擬されていません。 空対空5種類、空対地が9種類の武装が用意されています。対艦ミサイルとして、前作のAGM-86に換わりSEA EAGLEが登場しているあたりに、英国魂を感じることができます。 前作同様にNVGやターゲッティングポッドによる目標画像が模擬されています。 ILSも模擬されていますが、前作でのクロスバー表示から、tunnel in the sky表示に改善されています。
フライトモデル
前作に比べてかなり大胆なフライトエンベロープになっており、MIL推力でMach2以上の巡航が可能です。 グラフィックス解像度は640x400及び320x200をサポートしており、航空機、艦船、地上物等のオブジェクトは細部まで表現されています。またそれに加え、テクスチャがはられた400万平方キロメートルに及ぶ起伏に富んだ地形及び北欧特有の薄暗い天気が再現されており雰囲気たっぷりです。
その他パッチ
1996年5月に2.02パッチがリリースされています。 1996年3/4月に2.0/2.01パッチがリリースされています。多数の変更が加えられていますが、中でもミッション前のローディング画面にMid-Life Upgradeという欧州風の表現と共に進行状況のグラフ表示が追加されている点が気に入っています。当時の私のマシン(Micronics JX-30+P24T+ATI Graphics Turbo Ultra)では、このローディングに永遠とも思える時間を要していたため、精神的には一番ありがたかった改善でした。 オリジナルはVer1.40らしいです。
VIRTUAL PC FOR WINDOWS
インストール自体は当たり前かもしれませんが、通常のDOS上へのインストールと変わりません。 インストール後configuration画面でサウンドの設定を行います。私はDIGITAL AUDIOをSB16、MIDIをSBで設定しています。ちなみに私の環境ではVPCのバージョンが5.0以前かつEF2000のバージョンが2.01、2.02、2.04(2.4)の場合サウンド設定画面でVPCがハングしてしまいました。不思議なことに、EF2000がオリジナルバージョンの場合にはこの現象は発生しません。また、VPCのバージョンを5.1にすると、EF2000の上記いずれのバージョンでもこの問題を回避することができました。 configuration(config.exe)を終了後、uvconfig.exeを起動すると自動的にVPC上の仮想グラフィックカードをVPCの仕様通りS3 Trio32と認識します。optionを特に設定せずにOKを押してuvconfig.exeを抜けると正常に認識された旨メッセージが出ます。 以上で、あとはVPCのDOSプロンプト上からEF2000を起動するとintel insideのロゴの後、お馴染みのBGMとタイトル画面が現れます。 なお、当方環境では、configrationのメニュー上からEF2000を起動した場合、VPC上のHDDがクラッシュしてシステムごとお亡くなりになるという現象が発生したことがあります
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