EUROFIGHTER TYPHOONEF2000から5年余りを経て登場したEurofighterのフライトシミュレーションです。 空中戦のみに焦点を合わせた一般のフライトシミュレーションとは方向性が異なり、地上にいる時も含めた、パイロットの生き様に焦点を当てたシミュレーションが楽しめます。 全般
フルインストールすると500MB程度HDDを占有し、起動にはCD-ROMが必要です。 オープニングは全編CGムービーになっています。 2015年のアイスランドが舞台になっており、開始時にプレイヤーは10人のパイロットの中から6人を選択します。 メインメニューはNEW GAME IN PEACETIME、NEW GAME IN WARTIME、LOAD SAVED GAME、MULTIPLAY GAMEから構成されています。独立したトレーニングミッションはありませんが、NEW GAME IN PEACETIMEの最初の方のミッションが、トレーニングミッションに相当しているので特に不都合はありません。 プレイを開始すると、いきなりキャンペーンの中であり、刻々と状況が変化していきます。 時間の経過と共にパイロットに自動的にはミッションが与えられ、イベントが発生するとEBCという女性アナウンサーのニュースが流れたりという演出もあります。 キャンペーンの進捗に合わせて敵味方とも新型機等が登場し、そういう面でも楽しむことができます。 各々のパイロットは動き回るポリゴンのキャラクターになっており、ブリーフィング中だったり、出撃中だったり、休憩時間中だったりします。
撃墜されてからの運命も様々で、海上の場合は冷たい海に凍えながら上空を仰ぎ見て救助を待ち、間に合わなければそのまま水死。救助されても病院で死亡することもあり、シミュレーションへの没入感が高まります。
アビオニクス及び武装コックピットは実機同様のレイアウトですが、主計器板上のMFDには固定画像が張り付けられており、実体のMFD表示は画面下部に別途windowで表示されます。アビオニクスは、センサとしてレーダ及びIRST/FLIR等が模擬されていますが、一切のサブモードが無く単純化されています。 MFDのレーダ画面はPPI表示で無段階にレンジを変更可能です。また、IRSTによる追尾目標の赤外画像が表示可能で、追尾のふらつきが模擬されていますが、大げさな感じです。 武装は数種類のデフォルトの組合せの他にステーション毎に任意に選択可能になっています。長射程AAMがEF2000ではS225になっていましたが、実機での選定結果を反映してMeteorになっているところが目新しいです。また、AGMとしてはミリ波誘導ミサイルであるBrimstoneが加えられています。
グラフィック解像度は640x480、800x600、1024x768、色数は16bit、32bitを選択可能です。EF2000譲りのどんよりとした曇り空は健在ですが、当然の事ながらEF2000 G+と比べると時の流れを感じさせられます。
登場オブジェクト時代設定が2015年なだけあって、キャンペーン等でロシアの新型戦闘機であるS-37(Su-47)そしてそれに対抗するために急遽投入されたTyphoon Mk II、米軍の秘密兵器であるビーム兵器、とうの昔に退役した筈のSR-71、ロシア軍ボスキャラとも言える大型機等の目新しいオブジェクトが登場します。
フライトモデル
脚は頑丈で乱暴な着陸でもびくともしませんし、脚下げのまま飛行して、加速しても脚が壊れるということはありません。 フライトエンベロープはEF2000からかなり変わっており、最大速度が低めになっています。 MK IIはAB最大推力がMk Iの約30%増の筈なのですが、速度増加は僅かです。 その他パッチ情報2001.5.17にVer1.1パッチがリリースされています。このパッチを組み込んでもバージョン表示は何故か1.0.4.4のままになっています。特定のハードウエアでフレームレートが遅くなる現象や、コックピット画面でハングする現象等が改善されたことになっていますが、私の環境ではVoodoo2は紙芝居のままでした。(2001.5.27)オリジナルのVer1.0.4.4は私のVoodoo2環境でフレームレートが遅く紙芝居状態になりました。 スクリーンショット集Copyright(c) FLIGHT SIM HERITAGE 2001. All Rights Reserved. 本ページの画像はEurofighter Typhoonのスクリーンショットであり知的所有権はRage Softwareが所有しています。 Some material copyright Rage Software (c) 2001. |