F29 RETALIATOR(NEC PC-9801版)1989年にAMIGA用に発売され、IBM PC用に移植された後、PC-9801用にも移植され、イマジニアから発売されました。 当時重くなっていく一方だったフライトシムの中でとにかく軽快なソフトで、オリジナルのPC-9801DA(386DX 20MHz)でも軽々と動作しました。 搭乗可能機体はF-29(X-29)とF-22です。 全般
50ページのマニュアル及びキーマップが付属しています。 ディスクプロテクトのため、IBM PC版とは異なり、マニュアルプロテクトはありません。 また、YF-22がスクランブルしてSu-27を撃墜するという絵柄が日本調のオープニングアニメーションが追加されています。 メインメニューはENROL TO AIR FORCE、CHOOSE YOUR SCENARIO、SELECT PLANE、SELECT ARMAMENT、VIEW TOP GUN PILOT、ZULU ALERT、MISSION CONTROL、HEAD TO HEADから構成されています。プレイヤーはENROL TO AIR FORCEで難易度の設定及び名前の登録を行います。 CHOOSE YOUR SCENARIOではシアターを選択することができます。シアターとしてはアリゾナの砂漠での訓練、太平洋上の島々の油田を巡る紛争、中東の紛争、ヨーロッパにおける第3次世界大戦が用意されています。 SELECT PLANEではプレイヤーが操縦する戦闘機として、F-22またはF-29を選択できます。F-22といっても80年代にATFロッキード案として発表されていた想像図に基づくカナード付デルタ翼の双発戦闘機で、実際のF-22とは別の機体です。F-29は前進翼実験機であるX-29をモデルに垂直尾翼にまで前進角を持たせた架空の単発戦闘機です。 ZULU ALERTはいわゆるクイックミッションです。 HEAD TO HEADでは232Cケーブルまたはモデムによる1vs1の対戦が可能です。
アビオニクス及び武装コックピットはHUD及び3台のMFD、RWRディスプレイ及び各種警告灯等で構成されています武装は対空対地で9種類選択できます。BACKWINDERという後方発射AAMが目新しいです。 飛翔中の空対地ミサイルのシーカがロックしている目標の画像がダウンリンクされてコックピットのMFDに表示される等細かい演出がなされています。また、被弾すると一時的に各システムの警告灯が点いた後、自動的に自己診断を起動し、正常動作に復帰するという模擬もされています。 脚下げやフラップ下げの速度制限が模擬されており、離陸後にもたもたしているとすぐに脚の警告灯が点灯します。
フライトモデル
ブラックアウトもしくは失速時には警報音と共に一定時間操舵不能となり、その後自動的にリカバリーします。従って当然のことながら低空飛行時には操舵不能の間に墜落となります。失速には事前のバフェット等の兆候が一切無いので、注意が必要です。 F-22とF-29のフライトエンベロープは同一として模擬されているようです。 グラフィック見た目はIBM PC版に比べて遜色なく、16色のハンディを感じさせません。同時期の国産物であるエアーコンバットIIIや米国移植物であるF-15 STRIKE EAGLE II等と違う落ち着いた雰囲気があります。 DOS窓で動作可能であり、その場合にスクリーンショットは、[COPY]により、クリップボード経由保存することができます。
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