美しいグラフィックと簡単な操作系で後に初心者向けコンバットフライトシムの代名詞となったシリーズの記念すべき第1作目です。米海軍が舞台になっておりF-14、F-22、F/A-18、A-7等を操縦できます。
全般
170ページ余りのマニュアル、7ページのインストールガイドが付属しています。
媒体はCD-ROM 1枚でフルインストール時には15MB程のファイルがHDDにインストールされます。実行にはオリジナルのCD-ROMが必要です。
オープニングはU.S. NAVY FIGHTERSのロゴ部分に実写のビデオが流れる形になっており、発売当時は新鮮に感じました。
メインメニューはPlay Single Mission、Create Quick Mission、Create Pro Mission、Replay Last Mission、Start New Campaign、Continue Old Campaign、Configure Hardware、See Vehicle Info、View Pilot Recordsからなります。
Create Pro Missionはいわゆるミッションエディタであり、黒海沿岸のマップを使ってユーザが自由にミッションを作成できます。
キャンペーンは1997年のウクライナを舞台にしています。
See Vehicle Infoは機体等のオンライン解説です。
自機はA-7E、F-104N、F-14B、F-22A、F/A-18D、Su-33の中から選択可能です
Single Mission及びCampaignでは空母の甲板上からグラフィカルにマウスで選択可能になっています。
メインメニュー |
ミッションクリエーター |
解説画面 |
航空機選択画面 |
アビオニクス及び武装
コックピットは普通の主計器板を模擬するタイプではなく選択したMFDを画面の4隅に表示する方式を取っておりプレイしやすくなっています。RADAR、RWR、NAV表示等の他、フライトエンベロープ表示を選択可能です。
機種を変更するとHUD周りやキャノピーフレームのグラフィックがそれなりに変更されます。
レーダモードは機種にかかわらずRWS及びTWSのみ模擬された簡素な物となっています。A-7やF-104でもTWSが使えるという点がこのシミュレーションの位置づけを如実に表していると言えます。流石に探知追尾距離は機種毎に変更されています。
武装は様々なものを搭載可能であり、米国製の機体にロシア製のミサイルを搭載したりその逆も可能となっています。
F-14Bのコックピット |
Su-33のコックピット |
A-7Eのコックピット |
武装搭載画面 |
グラフィック
解像度は320x200、320x400、640x480、1024x768、256色を選択可能です。但し、800x600以上ではHUDやキャノピーフレーム等は表示されなくなります。
1024×768の高解像度でテクスチャがはられた画面はすばらしく、特に雲が浮かんだ空は当時にはため息が出るほど美しく感じました。但し、当時の所有マシン(486DX2 66MHz+Mach32)では重すぎたため、実際のプレイはもっぱら640x480で行っていました。
スクリーンショットは[ALT]+[CTRL]+[SHIFT]+[v]キーを押すことにより、Screen*.rawというファイル名で保存されます。
このrawファイルはUSNFVIEW等のツールを使用すると閲覧やフォーマット変換ができます。
発艦するF-14B |
CVN-69上空を飛行するF-14B |
着艦進入中のF-14B |
CVN-69 |
フライトモデル
フライトエンベロープ |
フライトモデルは簡略化されており乱暴に操縦してもびくともしません。着艦も容易です。
その他
パッチ
1995年4月にversion 1.1パッチがリリースされています。起動時のバージョン表示の追加及びVFX1への対応等の改善が図られています。
ミッション選択
[ALT]+[CTRL]+[SHIFT]キーを押しながら押しながらSingle Missionに入ると、通常は選択できないキャンペーンにのみ登場するようなミッションも選択可能になります。
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