FALCON 4.0朝鮮半島を舞台にしたF-16C BLOCK50/52のシミュレーションです。 ハードコアなコンバット系フライトシミュレーションの王道であり、1991年に発売された前作のFALCON 3.0以来、実に7年ぶりに登場しました。 アビオニクスやフライトモデル、グラフィック等どれを取っても待たされただけのことはありました。FALCON4.0の登場により、BACK TO BAGHDAD、iF-16、F-16MRMといった既存のF-16シムは、あっさりと表舞台から姿を消しました。
全般
CD-ROM 1枚でフルインストール時には600MB程HDDを占有しますが、起動時にCD-ROMが不要なのは便利です。 オープニングはMiG-29に襲われたA-10をAMRAAMで助けるというストーリーのCGムービーになっています。 メインメニューはINSTANT ACTION、DOGFIGHT、TACTICAL ENGAGEMENT、CAMPAIN、LOGBOOK、ACMI、TACTICAL REFERENCE、COMMS、SETUPからなります。 アビオニクス及び武装前作ではデフォルメされていたコックピットは、より実機に近づいたレイアウトになっており、アビオニクス関係はBlock50相当を模擬しています。レーダは空対空で大きくはRWS、VS、TWS、ACMの4つのモードからなり、ACMは更にBoresight、VS、HUD Scan、Slewのサブモードが選択可能になっています。空対地ではGround Map、GMT、SEAの3つのモードからなり、さらにDBSによる拡大も可能です。特記すべきはSTT時にNCTRが可能になっていることです。 GUNではLCOS、EEGS、SNAPSHOOTの表示方式を選択可能です。特にEEGSではMRGSラインまでもが表示されているのは驚きです。 空対空ミサイルの射程も実機同様RMAX1/2、RMIN1/2が表示され、AMRAMM選択時にはしっかりTTA(Time To Active:ミサイルのアクティブシーカが作動開始するまでの残り時間)が表示されます。
グラフィック地表はフォトリアリスティックなテクスチャが張られており、高々度からは美しく見えます。 平壌では地上物がそれらしく再現されており観光名所を楽しむことができます。 マシンに対する要求は厳しく、FALCON4.0導入当時(1998年末)の私の環境であるK6-2 350MHz+Voodoo2 SLIではグラフィック等をフルオプションにするとキャンペーン開始時の滑走路上でフレームレートは12〜13程度でした。 2000年夏における環境であるPentiumIII 700MHz/Voodoo2 SLIで22〜23程度です。(1.03パッチ以降フレームレートは"CTRL+z"、"r" と順に押すことで画面左上に表示されます。) 飛行中のスクリーンショットは[Print Screen]キーを押すことによりデフォルトでは\Falcon4\にmm_dd_yyyy-hh-mm-ss.rawというファイル名で保存されます。 *.rawファイルはPaint Shop Pro等で閲覧することができます。
その他パッチMicroproseのFALCON4チーム消滅により公式パッチは1999年12月に出た1.08が最終になっています。その後はリアリズムパッチやeFalcon、SUPERPAK等の非公式パッチが開発されています。 動作環境マニュアルに記載されている動作環境は下表の通りです。
尚、本ページの主な記載内容は、PentiumIII 700MHz/Voodoo2 SLI/SB Live!/Windows98という環境でプレイした結果に基づいています。 Copyright(c) FLIGHT SIM HERITAGE 1999-2004. All Rights Reserved. 本ページの画像はFALCON 4.0のスクリーンショットであり知的所有権はMicroproseが所有しています。 Some material copyright Microprose (c) 1998, 1999. [FALCON 3.0][FALCON 3.0 OPERATION: FIGHTING TIGER] [HORNET NSF][MiG-29][ART of THE KILL][FALCON GOLD][CONQUER THE SKIES] [FALCON 4.0][FALCON 4 SUPERPAK][FALCON 4.0 ALLIED FORCE][FALCON BMS] [FLIGHT LOG][SIM LIST][RANKING] [HOME][FALCON 4.0@HOME] |