JETFIGHTER IIカジュアルなコンバット系フライトシミュレーションであり、プレイヤーは対テロ組織のパイロットとしてF-23D等を操縦します。 ATF競争試作の敗者であるF-23を、ネイティブで操縦可能な数少ないフライトシミュレーションの1つであり、実に貴重な存在といえるでしょう。 全般120ページ余りのマニュアル及びキーマップが付属しています。マニュアルには時代設定、操作表示、空戦機動及び搭乗機種の解説等が記載されています。媒体は3.5in. 2DDのFD2枚組または5in.FD1枚で、2MB程のファイルがインストールされます。 メインメニューはADVENTURE、COMBAT MISSION、FREE FLIGHT、PILOT ROSTER、INSTANT FLIGHT、INTERACTIVE HELP等からなります。 ADVENTUREはいわゆるキャンペーンミッションです。時代は1993年、プレイヤーはAir Eliteと呼ばれる対テロ組織のパイロットであり、南カリフォルニアに侵攻してきたラテンアメリカ同盟軍と戦います。敵機はSu-27、MiG-29が主力です。Air EliteはF-14、F-16、F/A-18で編成されていますが、プレイヤーはその他にF-23の艦載型であるF-23DおよびF-22の艦載型であるF-22Nも操縦することができます。 ミッション開始時にはブリーフィング画面のマップからズームインして自機のコックピット画面に遷移するというおしゃれな演出があります。 ミッション終了時には撃墜数、着艦時の姿勢、命中率、スコア等が表示されます。 同様にADVENTUREについては、総撃墜数、着艦数、命中率等が表示されるので気を抜けません。 ADVENTURE開始時のプレイヤーの階級は中尉、戦場はサンフランシスコ付近ですが、終盤には少佐で戦場は南方へ移動しロサンゼルス付近となります。 ADVENTURE終了時の画面はやけにあっさりとしています。 INTERACTIVE HELPはコックピットの表示等を解説してくれます。
アビオニクス及び武装コックピットはF-23Dの場合、左下隅のスラストベクタリング表示が目を引きます。それ以外は、全般的にATF開発初期に当時のLockheedから発表されたコックピット概念図に似ており、MFD3台が横一列に並んでUFCが無いというレイアウトになっています。F-14、F-16、F/A-18は同じコックピットを使用しており、こちらはF/A-18と似たレイアウトになっています。 どちらのコックピットもMFDに表示される内容は同一で、左のMFDは兵装またはILS情報、中央はHORIZONTAL SITUATIONという名の全周レーダ、右は目標情報、飛行諸元等が表示されます。 レーダのレンジスケールは32/15/4NMになっており、実機よりもかなり短い最大レンジになっています。 通常爆弾選択時にHUDにTDボックスが表示されますが、マニュアル投下であるにもかかわらず弾着点を示すレティクルの類は一切表示されません。従って命中弾を得るためにはできるだけ高度速度を落として目測に頼る必要があります。 武装は空対空、空対地、マルチロールを選択可能ですが、各々のAAM、爆弾の数は機種により固定された組合せになっています。F-23DではAIM-166という極超音速AAMを搭載可能です。
グラフィック解像度は320x200、256色です。地上はサンフランシスコ近郊が模擬されており、空港や海岸線をそれらしく見て取ることができます。 オブジェクトは簡単なポリゴンで表現されていますが、金門橋や高層ビル群、石油タンク等の地上物がよく雰囲気が出ており、機体は脚、アレスティングフック及びF-14の場合は主翼も可動します。 AAAの破片も紙吹雪の様ですがしっかりモデリングされています。空母のレーダアンテナも回転しています。 DOS窓で動作可能であり、その場合にスクリーンショットは、[Print Screen]により、クリップボード経由保存することができます。
フライトモデル
ラダーの効きが非常によいので着艦進入や爆撃の際には便利です。 機種を問わず高度54000ft以上ではエンジンがコンプレッサーストールを起こして停止してしまいます。 HUD等の速度表示をTASと仮定するとフライトエンベロープは右のようになります。 高度により最大速度は変化していますが、特に低空では恐るべき高速が出るようになっています。 その他DOSBox上での動作自作参号機(EZ482/Opteron185/HD7850/Win XP SP3)上に、DOSBox 0.74をデフォルトでインストールし、dosbox-0.74.confのcputypeをautoから386_prefetchに変更することにより動作しています。
操縦可能機種JETFIGHTERシリーズの操縦可能機種は下表のとおりです。
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