ハードコア系フライトシミュレーションであり、プレイヤーはSu-27を操縦します。
全般
メイン画面 |
375ページ余りの分厚い日本語マニュアルが付属しています。ところどころ技術用語の日本語訳が適当ではない部分がありますが、出来はよい方です。
媒体はCD-ROM 1枚で、インストール時には8MB程のファイルがHDDにインストールされます。起動にはCD-ROMが必要です。
他のシムとは異なり、メイン画面は、ミッションエディターそのものとなっています。
クリミア半島を舞台に、独立を宣言したクリミア共和国を支援するロシア軍、対立するウクライナ軍、そして介入するNATO軍といった設定になっています。
アビオニクス及び武装
コックピットはHUDの基部等いくつかアレンジが変わったり省略されている計器がある他は、よく模擬されており、古めかしさを味わうことが出来ます。
アビオニクスはRADAR、IRST等が一通り模擬されています。
HUDのバンク表示等もロシア風になっており、米国機と一風変わった思想を堪能することができます。
武装は、任務に応じてあらかじめ設定されている組合せを選択する方式であり、ユーザが任意に搭載数を選択することはできません。
Su-27のコックピット上部 |
HMS |
Su-27のコックピット下部
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Su-27の武装搭載メニュー |
グラフィック
飛行中の解像度は640x480、256色固定です。
テクスチャ無しのポリゴンで表現されていますが、オブジェクトの作り込みが半端じゃなく、ひたすら細部にこだわっています。外部搭載物やドラッグシュートが再現されているのは当然として、艦船はレーダアンテナが細かくモデリングでされており、さらに回転しているのには驚かされます。
Su-27 |
ドラッグシュート |
MiG-29 |
F-15 |
Moskva |
Moskvaの艦橋付近 |
フライトモデル
フライトエンベロープ |
空中に浮いていると言う感じがします。機体が違うので直接的な比較にはなりませんが、同時期のシムであるEF2000とはひと味違った操縦感覚を楽しむことが出来ます。
また、[k]キーで自動的にコブラ機動に入ることができるというお楽しみ機能もあります。
その他
1997年3月下旬にv1.2aパッチがリリースされています。
READMEによると、V1.0とV1.1のTRKファイルの互換性問題が解消されているとのことです。
1997年3月上旬にv1.2パッチがリリースされています。
READMEによると、Pentiumマシンにおけるグラフィックのstutterが解消されている他、BVRとドッグファイトのAIが改良されているとのことです。
Preview
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1996年5月にv1.1パッチがリリースされています。
目に付くところでは、ミッションエディタにオブジェクトのプレビューが追加されている他、Preferencesにもメニュータブが追加されている等の改良が施されています。
Version 1.0のミッションエディタ |
Version 1.1のミッションエディタ |
Version 1.0のPreferences |
Version 1.1のPreferences |
オリジナルのバージョンは、v1.0です。
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